経営メッセージ
ウェルビーイングな会社を目指して  ~執行役・執行役員ミーティングの現場から~

皆さん、突然ですが、当社の執行役・執行役員が年に1回集まるミーティングをご存知ですか?
今回で14回目を数える同ミーティング。
コロナ禍でのオンライン開催を経て、今年は久しぶりに全員対面でのミーティングが11月6日に八重洲本社で実施されました。

このミーティングの主な目的は、当社の現状課題や将来ビジョンを役員全員が共有した上で、次なる行動を見据え、担当部門や役職の立場を離れた経営陣の一員としての率直な意見を出し、議論・対話しながら会社が進むべき方向性を見つけていくことにあります。

今回のミーティングでは、職員アンケートや消費者調査などの各種調査結果をもとに当社の「今」について確認し、当日お招きした講師お二人よりご示唆いただいた目指すべき「未来」も踏まえつつ、各役員が議論・対話を行いました。

まず、ウェルビーイングの第一人者である石川善樹氏より、「なぜいま、ウェルビーイングなのか ~国内外の動向と構造~」と題し、国際的な視点や政府の方針ほか社会的視点から最新のウェルビーイングについてご講演をいただきました。

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石川氏からは「従業員のウェルビーイング悪化は企業リスク」「時代は主観的ウェルビーイングに注目」などの興味深いお話がたくさんありました(資料をご共有いただいています→コチラ)。

そして、後半は「組織変革に向けて」と題して、フォロワーシップ、組織文化などの領域でご活躍の中竹竜二氏に「ウェルビーイングな企業」に向けてどう取り組むべきか、ワークを数多く交えながらご講演いただきました(資料をご共有いただいています→コチラ)。

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中竹氏のパートでは、自分の気持ちや想いを自らの言葉で言語化する=「『ナラティブ*』として語る」を実践するワークが行われました。

2人ペアとなり、1人がスマホで撮影するというシチュエーションで、全役員がスマホに向かって当社の現状やありたい姿に対するご自身の想いを語り合う姿は熱気あふれるものでした。「自分自身」がどう思い、どのようなアクションを取っていくべきか。マインドセットの重要性とともに、自らの言葉で話すことの大切さを感じられる機会となりました。

*  ナラティブ(narrative)とは、直訳すると「物語」「話術」「語り」のこと。「ストーリー」のような客観的な語りではなく、自分を主観的に、主体として語る、自身の内面を言語化するものを指す。

 

また、当日ご参加いただきました橋本常務執行役員、寺﨑常務執行役員にインタビューをさせていただきました!

【橋本常務執行役員】

石川氏のご講演は、従来のウェルビーイングに関する学びとはまた少し違った視点で、全国の支社長の皆さんにもぜひ聞いてほしい、そんな内容でした。
中竹氏のご講演では、今まさに当社が取り組んでいる、リカレント教育や理想の指導者といった、学び直しの大切さを再認識させてもらいました。
リーダーとしてのあり方は追及しつつも、自分の弱みを出す。それは繊細で注意深い「今らしい」リーダー像であり、一人ひとりの活躍の場をどう作れるかがリーダーの役割として大切だと感じています。

「がんばってね」じゃなくて「がんばってるね」という声掛けが大切であるというお話もまさに思うところでした。その積み重ねがきっと結果として形につながっていくのだと思います。

それぞれの強みでカバーして、組織としてまとまる。物事のとらえ方を豊かにする。矛盾やあいまいを受け入れる。自分目線ではなく、相手に関心を持てるかが大事かなと思います。対話と人の強みを引き出すことをこれからもしっかり心掛けていきたいですね。

【寺﨑常務執行役員】

中竹氏のご講演で、水平的成長(=能力・スキル等)に加え、垂直的成長(=人間性・器等)が大事であり、「矛盾や批判、曖昧さを受け入れ、物事の捉え方を豊かにしていくことだ」ということは、新たな気づきとなりました。

また、アンラーン(=過去の学び、培った価値観、獲得した栄光を捨て去る)をした上で、リラーン(=新しい知識やスキルを獲得)をする、ということを心掛けたいと思いました。

今後、「ナラティブ」に、自身の想い(内面)を率直に言語化し、部内、被監査部門、対話ミーティング等の様々な場面で伝える努力をしていきたいと思います。
役員である自分自身が変わることが、ウェルビーイングで貢献する「なくてはならない保険会社グループ」実現へ向けての第一歩だということをあらためて学ぶことができました。
全ての役職員が大切な仲間とともに自分らしく仕事ができ、お客さまのよりよい人生、よりよい社会に貢献できるような会社を目指し頑張っていきたいです。

「ウェルビーイングに貢献する会社」の実現に向けて動いている姿に、皆さんはどう思われましたか?

この12月、1月は「ウェルビーイングを考える月」として、全役職員がウェルビーイングとは何かについて共に考え、どう行動していくのかを語り合う2か月です。お客さま、そして私たち自身のウェルビーイング実現に向けて、共に動き出していきましょう!!

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