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住友生命とSDGs② ~気候変動対応に向けた取組み~

最近、地球温暖化(=気候変動)に関連するニュースを耳にする機会が増えています。昨年は、アメリカやオーストラリア等で大規模な森林火災が発生しましたし、日本では、台風19号が猛威を振るいました。これらは温暖化の影響もあると言われ、世界では多くの若者たちがデモを行い、世界各国に気候変動への対応を求めています。

★ 住友生命とSDGs①~SDGsって何??~ (⇒記事はこちら

◆気候変動対応ハンドブック◆

それでは、生命保険会社は気候変動の影響を受けるのでしょうか?その影響と具体的な対応策をまとめたのが「気候変動対応ハンドブック」であり、昨年11月に生命保険協会から発行されました。この中で、気温上昇に伴って生保事業への影響も考えられるものの、特に資産運用への影響が大きいことが指摘されています。

 例えば、気候変動への対応が国際的に強く求められる中、そうした対応を軽視する企業は、消費者から見放され、やがて衰退していくことが予想されます。一方、例えば、CO2排出を抑制する商品の開発など、気候変動への対応に積極的に取り組む企業は、ビジネスチャンスが拡大し、成長していく可能性があります。

 

※詳細につきましては、生命保険協会のHPをご確認ください。

  (https://www.seiho.or.jp/info/news/2019/20191115.html

 

◆気候変動対応の勉強会を開催◆

このE(環境)の要素に加え、S(社会)とG(ガバナンス)を考慮した投資や融資は「ESG投融資」と呼ばれます。近年は気温上昇の影響もあり、気候変動(E)は投資判断において、特に重要な要素となっています。

そこで、今年2月、主に資産運用部門を対象に、このハンドブックをテーマとする勉強会を開催しました。講師には、ハンドブックを執筆したグリーンパシフィック社の山田社長をお呼びしました。

 当日は、任意参加の勉強会にもかかわらず、多くの参加者で会場が埋まり、質問も多く聞かれるなど大盛況でした。

当日の模様(今年2月の開催です)

◆ESG投融資の更なる推進◆

このように、資産運用部門では気候変動対応に向けた取組みを行っております。「スミセイ中期経営計画2022」では「SDGs達成への貢献」を掲げ、資産運用部門では「ESG投融資の推進」を掲げておりますので、このハンドブックも活用しつつ、今後一層推進していきます。

なお、最近では、新型コロナ感染症への対応を含むS(社会)の要素も重要となっております。この点、当社は今年5月、コロナ対策を含む保健医療分野への支援を目的として、世界銀行が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」への投資(総額69億円)を行い、プレスリリースしました。今後もこうした取組みをご紹介していきます。

©World Bank

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