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住友生命とSDGs④地球環境の保護 ~プラスチックは環境に悪いの?~

~当社は、「スミセイ中期経営計画2022」の基本方針『社会に「なくてはならない」保険会社』実現を目指し、SDGs達成への貢献を主眼とした社会貢献活動を実施しています。2020年度は、「地球環境の保護」を社会貢献活動の重点分野の1つとし、「①持続可能な資源の活用」「②生物多様性」「③気候変動(地球温暖化)」という3つの環境問題に注力して取り組んでいます。

(詳しくは6/25付通知『2020年度社会貢献活動詳細連絡の件』を参照)

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本日は、この頃特に注目が集まっている「プラスチック」について紹介します。

さて、今年の7月からスーパーやコンビニ等、店頭で配布されるレジ袋が有料化されましたが、皆さん少なからず影響を受けているのではないでしょうか。これはプラスチックごみを減らすための国の制度の1つであり、プラスチック以外の素材(紙・布等)でできたレジ袋などは有料化の対象外となっています。

 当社でも、本社ビル内の売店でのレジ袋配布中止や、プラスチック製ストローから紙製ストローへの切替え等、プラスチックごみ削減のための取組みが始まっています。

 

プラスチックごみについては、日本だけでなく世界全体が対策に乗り出しています。特に大きな動きが、昨年のG20大阪サミットで共有された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」です。これは、海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにすることを宣言したものです。

以上のように、プラスチックに対して厳しい目が向けられるようになりましたが、実際のところ、プラスチックの何が問題なのでしょうか?プラスチック自体はとても便利な素材であり、その製品によって私たちの便利な生活が支えられていると言っても過言ではありません。(あなたが手にしているスマホにも、オフィスの机やイスにもプラスチックが使われています。)

廃棄する際も、正しく分別・処理されれば特段問題はありません。しかし実際には、不適切な廃棄(ポイ捨て等)・処理過程での流出などの理由により、毎年多くのプラスチックごみが海に流入しており、2050年には魚の重量を上回るプラスチックが海洋環境に流出されるという予測もあります。本来自然環境に存在しないプラスチックは、直接的に生物を傷つける(例:ウミガメがビニール袋を誤飲、海鳥が網に絡まって溺死)だけでなく、微細な「マイクロプラスチック」となり環境を汚染し、生態系に影響を及ぼすことも懸念されています。

では、プラスチックは「環境に悪い」ものなのでしょうか?確かに、プラスチックごみによる環境への負の影響は少なくないですが、プラスチックがもたらす正の影響もあります。例えば、金属よりも軽いプラスチックを使うことで自動車が軽量化し、燃費が向上することで排気ガスを減らすことができます。食品の劣化を防ぐプラスチック製容器がなくなれば、今よりも廃棄される食品が増えてしまうかもしれません。大事なのは、「プラスチックは環境に悪いかどうか」ではなく、「プラスチックをどう使うか」です。

 

 私たちが豊かな生活を送るためには、プラスチックをはじめ様々な資源が必要です。この前提のもと、今なにが起きているのかを正しく理解し、「持続可能な資源の活用」そして地球環境の保護へ向けて、できることから取組んでいきましょう!

 

 <取組み例>

・レジ袋はもらわずエコバッグを使いましょう

 ・水筒(マイボトル)を持参しましょう

 ・ゴミを分別しましょう

 ・繰り返し使える製品や詰め替え用製品を使いましょう

 ・プラスチック製のストローの使用は控えましょう

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