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2/28 「住友生命いずみホール夢コンサート」開催!
普段コンサートホールにお越しいただく機会が少ない障がいのある方とサポートする方に生のクラシック音楽を楽しんでいただきたい――そんな想いのもと、住友生命いずみホールが音楽による社会貢献活動として実施している夢コンサート。2003年の開始から1年に1度のイベントとして継続し、このたび、記念すべき第20回の公演を行いました。
実は、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は中止、2021年以降は規模の縮小を余儀なくされ、希望される全ての方をご招待できない状況が続きましたが、多くの方からの強い鑑賞要望を受け、昨年10月に続いて今年度2度目となる開催を決定・実現させました。
公演冒頭、このコンサートの開催趣旨に賛同いただき、初回から全公演に出演いただいている指揮者の藤岡幸夫さんから、「コロナ禍ということで人数制限しないといけない中で、このたび追加の演奏会を実現してくれた主催者に感謝している」という言葉をいただきました。
指揮者体験コーナーでは、希望者の中から選ばれた2名の方に、ブラームスのハンガリー舞曲第5番の指揮を行っていただきました。
体験者のお一人である藤本 光起さんは17歳。お母さまのお話では、小さい頃から音楽が大好きで、コンサート関連のイベントには必ず足を運んでいるとのこと。指揮者体験をずっと前からやってみたかったそうで、抽選に外れて涙することも。念願かなっての今回の初体験の感想をおうかがいすると、「オーケストラの指揮ができてとても楽しかった!」と感極まった表情で話してくださいました。
お二人目は山本茂子さん、73歳。社交ダンスの経験がおありで、実にダイナミックな指揮を披露してくださいました!実は、このコンサートの数日後に、生まれ育った大阪を離れ、東京の娘さんと一緒に暮らすとのこと。「目が見えていたころからいずみホールは大好き!大阪の最後のいい思い出ができた。プレゼントしてもらった指揮棒で、東京の孫たちと一緒に演奏します」と嬉しそうに語ってくださいました。
住友生命いずみホールでは、今後もSDGs目標の「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」に貢献すべく、クラシック音楽鑑賞をひろく提供し続けていきます。
