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你好(ニーハオ)、住友生命(ジュウヨウシェンミン)!~PICC生命の来日研修①本社編~

こんにちは、社内報担当です!

社内報担当のわたしは、昨年東京本社へ異動になり約3ヵ月が経過したのですが、東京に来て良かったことは「中華料理屋が多いこと!!」です。(町中華ラバーです。池袋と上野によく出没します。最近はマーラータン専門店開拓中。)    今回は、そんなわたしから、日本のお隣中国に関するレポートです。

みなさんは、海外にも当社のビジネスパートナーがいることはご存知でしょうか。

実は中国にもPICC生命というパートナーがいます。昨年11/27~12/16には、PICC生命の職員の方々が東京本社へ来られていたんです。今回は、PICC生命の職員の方に、住友生命に対するイメージについて伺った様子をお届けします!

肖(シャオ)総裁(※1)をはじめとし、役員・支社長・本社部長など合計59 名が来日。
3班に分かれて1週間ずつ研修を受けられました。写真は第3班目のみなさま。
(※1)日本の社長のような位置付け。中国では多くの場合「総裁(または総経理)」が実務上の経営トップとして機能しています。

まずは、「PICC生命ってどんな会社?」というところから、国際業務部・北京駐在員事務所長の村上さんに伺ってみましょう!

  • 村上さん、昨年末はPICC生命の方の研修準備でお忙しくされていたようですが、どのような研修をされたのでしょうか?

  • 東京本社にて、当社の各部門から販売戦略や人事制度、資産運用などに関する研修を行いました。また、東京北支社にて、支部朝礼の見学や、営業職員さんとの座談会も行いました。 

(左から第1班・2班・3班の様子。国際業務部だけでなく、中国語が堪能な他部門の本社職員にも研修へのご協力いただきました。)

ここで、PICC生命について少しだけご紹介しますね!

PICC生命とは?

・2005年11月、当社は中国最大手損害保険会社を傘下に持つ、PICCホールディングとともにPICC生命を設立。

・PICC生命は、8万人を超える営業職員や銀行窓販などによるマルチチャネル戦略を進めて順調に業容を拡大。2022年の収入保険料は、同国の生命保険会社92社中第8位。当社はPICC生命へ取締役を派遣し、積極的に経営に参画しています。

中国の生命保険って?

販売チャネル

中国の生保市場の主要チャネルは「営業職員」と「銀行窓販」。この2つが保険料ベースでは全体の9割超を占めます。

中国国民にとっての生命保険

国土が広く、多くの人口を抱える中国では、生命保険が一人一人に広く普及しているわけではありません。また中国の平均年収はおよそ約200万円前後となっていますが、エリアによって所得の差が大きいことも特徴です。

  • 村上さん:

    元来、中国では「保険」というと「投資商品のひとつ」という受け止められ方をされることが多く、販売商品も貯蓄性商品が中心だったのですが、近年はがんの罹患数、死亡数でも世界最大規模のがん大国となっており、またコロナ禍を通じた健康意識の高まりから「医療保険」への関心も徐々に広がっています。

PICC生命の役職員の方へのインタビュー

ここからは、PICC生命の役職員の方のインタビューの様子をお届けします!

多忙な研修スケジュールの中、3名の方にご協力いただくことができました。

  (当日は国際業務部の賈(カ)さんの流暢な     通訳のおかげで対談が実現。)

毛(マオ)顶华さん(陣容拡大部長)

~ご担当業務の概要~

PICC生命の陣容拡大部の部長。
営業職員の陣容拡大に向け、全社の採用・育成・研修などを主にご担当。

 

Q:文化について驚いたことはありますか?

今回、初めて日本に来ました。中国で日本食は食べたことあるけど、本場で食べたら衝撃を受けました、すごくおいしかった!私の住んでいる北京と東京は同じ規模だと思うけど、街中がとても綺麗で整備がしっかりされているという印象を受けました。

Q:当社の研修から気付いたことはありますか?

まずは研修機会を設けてくれた住友生命に心から感謝します、とても勉強になりました。私は普段、本社(北京市)で仕事をすることが多いのですが、当社との相違点がいくつかありました。

・まず、PICC生命では関連部門がすべて同じフロアに集まっているのですが、住友生命は必ずしもそうではないことが違いの一つです。

・それから会議でプロジェクターをまだ使っていることに驚きました(笑)。当社では基本的にLEDの大画面モニターを使うので。

・また、支部では営業職員の席が決まっていることに驚きました。当社の場合、営業職員の集まる営業所は単に仕事をしに来るだけの場所になっています。住友生命の支部のアットホームな雰囲気には、当社との大きな違いを感じました。

Q:今後、また日本に来たいですか??

1週間という短い期間でしたが、東京周辺を散策したり、異文化体験やショッピングなど楽しむことができました。 もしチャンスがあれば家族を連れてまた来たいです。

王(ワン)雨阳さん (深セン支社長)

~ご担当業務の概要~

 

深セン支社長。深センは香港のすぐ近くに位置する中国最初の経済特区です。

 

Q:来日されて驚いたことはありますか?

実は今回が3度目の来日でした。やっぱり日本は綺麗、便利、そしてすべてにおいて効率的で整備が行き届いていますね。またサービスがすごく良い印象があります。

今回、研修期間中に和室で食べた日本食は特色があってとても印象的でした。まあ、食の多様性については中国も負けないですけど。(笑)

Q:弊社職員と交流して、感じられたことはありますか?

住友生命のお客さま本位の経営理念には感服しています。中国にも「人を基本にする」という言葉があるのですが、まさにそれを住友生命が実践しているように感じました。

制度管理やアフターサービスもしっかりしていて、営業職員の成長に対して力を入れているところも、人を最優先にしていると思い、非常に素晴らしく感じました。

Q:今後、住友生命とどういう関係でいたいですか?

経営理念としての「お客さま本位」は両社同じですが、PICC生命が住友生命から学ぶべきところは多いと感じています。

中国は経済成長が落ち着いてきているので、今後、保障性商品が重視される可能性が高いと感じています。住友生命は保障性商品の販売に強みがあるので、ノウハウを学ぶことで、PICC生命も成長できることがたくさんあると思いますね。

乔(チャオ)利剑さん (副総裁、チーフアクチュアリー)

~ご担当業務の概要~

副総裁(≒副社長)と保険計理人を兼任。

業務としては商品開発・主計・財務会計などを中心に担当。

 

Q:今までご苦労されたことはありますか?

・商品開発の際、お客さまのニーズを捉えつつも営業現場で競争力のある商品を作らなければいけないことです。中国では多くの生保会社が様々な商品を販売しているため、差別化を意識した開発が必須なのです。

・あと、当社は親会社であるPICCホールディングが香港証券取引所に上場しているため、今年は会計基準が変わる影響(国際会計基準:IFRS17)で制度面・技術面の両方で難しいことがありました。

Q:当社職員と交流して気付いたことはありましたか?

・会社内の管理がとてもよく行き届いていて、部門が多く分かれているのにも関わらず、協力し合っている印象を受けました。

・「お客さま本位」という理念に忠実だと感じました。Vitalityについても、顧客の健康ニーズに対してしっかり応えているし、お客さまへのアプローチに関するツールなども素晴らしいと感じました。

Q:今後、住友生命とどういう関係でありたいですか?

2005年から始まったパートナーシップであり、お互いアジアの仲間として、お互いに相手の良さを吸収できることがたくさんあると思います。

私たちPICC生命の源流となる中国人民保険公司(今のPICCホールディング)は、1949年の中華人民共和国建国後すぐ設立された保険会社であり、中国国内において高い知名度を誇ります。よって長い歴史とノウハウやブランド力、商品開発力が強みですが、住友生命との共通点は「お客さま本位」を重視していること。

今回の研修で、商品開発や営業職員の教育体制など多くを学べたので、将来的にもっと密接に関わり、各分野・部門で協力していきたいです。

 

PICC生命のみなさま、お忙しいスケジュールの中、ありがとうございました!

直接お話する機会をいただけたことで、PICC生命の職場の雰囲気や、住友生命に対する率直なイメージを伺うことができました。文化やマーケットの性質は異なる両社ですが、「お客さま本位」という言葉が共通語として発せられていたことに驚きました。

これからもビジネスパートナーとして、お互いの国でお客さま本位を実現するため、国境を越えて高め合える関係性づくりに今後も期待が高まります。

次回は、支社での研修の様子をお届けします!

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