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知ることで助かる命の奇跡~子宮頸がんセミナー(ドラマ『コウノドリ』の医療監修 今西洋介先生)~

こんにちは!社内報担当です。
先日、わたしは電車の中で人生初の貧血になってしまい…
突然視界がホワイトアウトしたのですが、隣にいた同期が咄嗟に一緒に途中下車してくれて、「この子、天使か?」と思ったのでした…。

そんな命を救われたような気持ちを味わった私から、『コウノドリ』という医療ドラマの医療監修、また新生児科医のモデルにもなった、今西洋介先生のセミナーについてご紹介します。
今回は東京本社にて、東京南支社の職員のみなさま向けに「子宮頸がんセミナー」が開催されていましたので、その様子をお伝えします!
(今西先生のセミナーは今までも堺支社・新大阪支社でも開催されています)

新大阪支社

東京本社

講師のご紹介

今西洋介先生(公式HPより引用https://dr-flight.jp/

小児科医として子ども達の健康や福祉向上に携わっています。

様々な赤ちゃんやご家族に接する中で、正確な知識がない為に病気になったり、言われなき言葉で傷ついたり、最悪命を落としてしまう人をたくさん見てきました。また社会の根底にある母性愛神話で、世の中の女性は人生で理不尽な抑圧を受けています。

情報に溢れ、持続可能でより良い社会であろうと動く現代でも、子育て世代には理解されづらい苦労が多く「その問題を解決したい」という思いから私が設立したチャイルドリテラシー協会とともに正確な情報の発信を中心とした活動をしています。

「ふらいと先生」の名前でインフルエンサーとしても活動しています(フォロワー14万人)。

セミナー内容をご紹介

セミナーでは、育休、HPVワクチン、ハラスメント・差別をなくすための講義などが行われました。
中でも特に印象的だったものを少しだけご紹介します!

①育休

みなさん、このスライドの答え、分かりますか??

→なんと答えは世界第2位
しかし実際に日本人男性が取得している日数は世界平均並み。
制度が整っていても、前例がないため取得しにくい環境だと言えます。
産後うつのリスクを下げるためにも、一か月以上の育休、ならびに男性の家事への協力は必須です。

②HPVワクチン

医療技術の進んだ今の時代に、日本ではなんと子宮頸がんで8人/日が亡くなっています。
その95%がHPVウイルスに感染したことによるもので、ワクチンによって防ぐことができるのですが、接種が進んでいないのが日本の現状。
ワクチンに関する誤情報が多く出回り、正しい情報を見極めるための包括的な性教育を導入していく必要があります。
キャッチアップ世代(平成9年度~18年度生まれ)の無料接種は2024年9月まで!

③差別をなくすために

障がいとは、「本人ではなくて、他者や社会がきめる生きにくさ」。
必要以上に恐れることのないよう、まずは知ることから始めたいです。

(医療ドラマ『コウノドリ』にて、中学生の出産を描いたシーン。)

受講者の感想

・『命や健康を守るために、予防するために、まず知識を持ちましょう』は何事にも通ずることだと思います。知識が増えたことに感謝です。

・ネットで調べればたくさんの情報が出て来ますが、正しい知識を身につける大切さを改めて感じました。もっと勉強をしようと思いました。

・まさか研修を受けて泣くとは❗勉強になりました。実は先日子宮頚がん検診で要請密検査となり、HPV検査受けました。陰性で安心したところのこのセミナー、関心高く、お話良かったです。

・「健康は知識で差が出る」。この言葉に最初から感銘を受けました。男性にも受けて欲しいセミナーです。

・日本男性の育休取得可能日数が世界第2位なのがとても驚きました。たまに育休取得されてる方は見かけますが、もっと浸透していって欲しいと思いました。

・仕事を通じて正しい知識を広め、不幸になる人が少なくなるようにしていきたいです。

セミナー終了後も先生の周りには質問者の列が!

ちなみに、今西先生のセミナーがあることを知って吉田葵さん(ウェルビーイングびと ~ 動きだそう!輝く自分へ ~ Vol.23)が会いに来てくれました。小児科医でダウン症にもお詳しい今西先生と、俳優として活躍される葵さんはX等で繋がりがあり、以前からお互いに励まし合うご関係だったそうです。当日は、ダウン症に対する先生の考えや医学的な現状等、いろいろ話がでて、盛り上がったようです。

 

(吉田さんご家族と今西先生)

「どんな命にもありがとう」という先生の強いメッセージを受け、受講者の中には涙を流す方もいらっしゃいました。
正しい知識を得ることで、見える世界が全く異なってくることを学んだと同時に、わたしたちは果たしてどれだけ正しい情報を選択できているのか、考えると少し怖くなりました。
「自分の知らない世界に線を引かないこと」をこれからも心のどこかに置いて、正しい知識を得ることで、お客さまのウェルビーイングに貢献できる人になりたいと感じるセミナーでした。

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