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生命保険経営学会の2023年度優秀論文表彰式が行われました!

3月22日、生命保険経営学会の2023年度優秀論文表彰式が行われました。
なんと今年も当社職員の論文が表彰されたそうなのですが、どういった論文だったのでしょうか?論文ってとても難しそうですが…😵
受賞された主計部の杉山さんにコメントを伺いました!

2023年度優秀論文表彰式の様子

生命保険経営学会は、学会に投稿された論文から、極めて優れた作品を毎年表彰しています。
今回は、杉山さんが執筆した『経済価値ベースのソルベンシー規制 -国内への導入等に関する検討状況-』が佳作を受賞されました!

表彰式の様子

2023年度受賞者(杉山さん:右から1番目)

生命保険経営学会とは?

←みなさんの中にはこの冊子に見覚えのある方も多いのではないでしょうか?🙃

生命保険経営学会は、生命保険経営の理論と実際に関する会員相互の知識の交換を目的とした機関誌「生命保険経営」を発行している学会なんです!
会員は、研究者や生保業界の役職員によって構成されており、会員数は18,054名と、非常に多くの方が加入されています。(2023年1月現在)

  • 会員であれば、誰でも機関誌『生命保険経営』に”論文”や”営業体験談(営業の視線)”を投稿できるんですね!

「経済価値ベースのソルベンシー規制」とは?

今回、杉山さんは『経済価値ベースのソルベンシー規制 -国内への導入等に関する検討状況-』について執筆されました。
むむ、、、これってどういったものなんでしょうか、🤔簡単に説明いただきました。

  • 杉山さん

    ソルベンシー規制は、「将来にわたって保険金等の支払を確実に行えるように、保険会社の健全性をチェックするための制度」です。
    現在のソルベンシー・マージン比率による規制から、2026年3月末に「経済価値ベース」※の規制へ移行予定であり、今まさに、現在進行形で規制の内容が検討されているんです!

    ※「経済価値ベース」とは、現時点の経済前提等に基づいて、保険会社の資産と負債を時価で評価する手法のこと。今は見えていない将来のリスクについても一定把握できる仕組みだと言われています。

学会からのコメント

杉山さんの論文に対する、学会から評価コメントをご紹介します↓

・国内外のソルベンシー規制および国内ESR規制(※)に関するこれまでの検討経緯を振り返りつつ、様々な公表文書の内容を筆者の私見も交えて解説されています。
・ソルベンシー評価を含めたリスク管理の高度化の必要性が指摘されるなかで、実務的な価値は高いです。
・今回は暫定文書の内容を踏まえたまさに中間論点整理的な論文であり、最終基準化時に確定版としての追加論文を期待して評価します。

※ESR:(Economic Solvency Ratio,経済価値ベースのソルベンシー比率)

受賞者コメント

最後に、杉山さんからコメントをいただきました!

  • 杉山さん

    今回の論文は前所属(調査広報部)在籍時に担当した、規制動向に関する情報収集といった業務経験も活かし執筆しました!
    公表情報をまとめて解説しただけのものでしたが、思いがけず「佳作」をいただくことができ大変光栄に思います(笑)

    経済価値ベースのソルベンシー規制(ESR規制)は、ソルベンシー・マージン比率規制に替わる新たな規制として注目されており、金融庁からも毎年多くの資料が公表されています。

    現在はESR規制からは離れた業務を行っていますが、当社ひいてはお客さまに与えるインパクトも大きな規制変更なので、今後も動向を注視し、最新情報をキャッチアップしていきたいと思います!

杉山さん、ありがとうございました!そして受賞おめでとうございます!

<調査室からのお知らせ>
「生命保険経営」誌への論文投稿は、生命保険経営学会の会員であれば誰でも可能です。担当業務や調査・研究内容について発表するよい機会ですので、ぜひ執筆をご検討ください!

テーマ:生命保険事業についての理論と実践に関するものであれば、何でも可
原稿料:1ページあたり4,000円(最大88,000円)
その他:優秀論文に入賞した場合、賞金を授与(最大150,000円)

⇒論文の執筆にご関心のある方は調査室(03-6664-8960)まで、「生命保険経営」誌の購読のみご関心がある方は人財開発室(03-6664-8500)までご連絡ください。

 

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