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ベトナムから「シンチャオ!」~バオベトHDってどんな会社??~

こんにちは!社内報担当です。
先日は、インドネシアのBNIライフついてご紹介しましたが…
当社の海外パートナーは、ベトナムにもいるんです!
「ベトナムは行ったことあるけど聞いたことなかったな…」「ベトナム料理はよく食べるけどどんな会社かあんまり知らないな…(←わたし)」など、もしかするとご存じないことも多いかもしれません!(社内報でも単独記事で紹介するのは初!)

そこで、本日は、バオベトHDがどのような会社なのか、現在ベトナムに駐在されている井波さん(バオベトHD)にお話を聞きました!

ベトナムってどんな国?

まずは、ベトナムがどんな国なのか、ご紹介します!

<ベトナムの基礎情報>
正式な国名は「ベトナム社会主義共和国」、首都は「ハノイ」。
近年人口が大きく増加しており、2023年にはついに1億人を超えました。
ベトナム人の平均年齢は約31歳(日本は40代中~後半)ととても若く、全人口の約65%が60歳以下、そのなかでも20歳後半の割合が非常に高いです。人口の多さと若さ、米国や中国との貿易が盛んであることなどから経済成長も著しく、世界から注目を浴びている国の一つです。また、日本に対する関心も高く、現在では技能実習生や留学生を中心に50万人を超えるベトナム人が日本で暮らしています。

  • <井波さん(バオベトHD)>

    ベトナムの駐在歴は、 今回が二度目で通算4年以上となりますが、ベトナム人は一般的に勤勉で温厚と言われており、実際にバオベトの皆さんと接していてもそのように感じます!アジアの中でも、特に女性の社会進出が進んでおり、企業活動の中心的な担い手は圧倒的に女性が多い印象です。ベトナムでは女性の取締役も多く、バオベトHDの会長も女性です。

    文化の違いで言えば、ベトナム人はとても朝が早く、皆さんだいたい7時台には出社しています。また、ベトナム人は家族をとても大切にします。日本でも近年ワークライフバランスが重視されていますが、ベトナム人は朝早く起きて働き、早めに帰宅して家族との時間をゆっくり過ごす、という方が多い印象です。

(バオベト本社がある、首都ハノイの街並み)

バオベトHDとは?

バオベトHDはベトナム政府が過半数を出資している、同国最大手の上場保険・金融グループ。

1965年にベトナムで初めて設立された損保会社「ベトナムインシュアランスカンパニー」に起源を持ち、1996年には、こちらも初の生保会社である「バオベト生命」が傘下子会社として設立されています。

住友生命は2013年にバオベトHDに出資、2019年に追加出資を行い、現在の出資比率は約22%です。同社の総資産は約220兆ベトナムドン(約1兆3,200億円)に上り、2025年には創立60周年を迎える、ベトナムで最も歴史のある保険・金融グループです。

また、傘下子会社であるバオベト生命は、ベトナム全土に76の支店と10万名以上の営業職員を擁しており、収入保険料はシェアNo.1を誇っています。

(バオベトHD本社の様子)

ベトナムにおける生命保険の広がり

ベトナムでは1990年代以降に保険市場の開放が進み、PrudentialやManulifeなど、外資の参入の本格化が進んだ結果、現在は19社の生命保険会社があります。
ベトナムにおける生命保険の市場浸透率(対GDP保険料収入)は1.5%程度(日本は6%程度)と低いため、長期的にみて、今後の市場の成長余地は非常に大きいと考えられています。

  • <井波さん>

    販売されている商品は、投資連動型保険が大部分を占めており、定期保険や医療保険などの保障性商品の割合は大きくありません。今後の国民の所得増加や、家族構成の変化、価値観の多様化等につれて投資連動型保険以外の分野にもニーズが広がっていくのかが、今後の更なる成長のカギを握ると考えています。

 

そして、先日井波さんは、バオベト生命の支店で行われた進発会議(ベトナム中部の「フーイエン支店」、第3四半期進発会議)にも参加されたようです!井波さんはバオベトHDとバオベト生命の役員ですが、 何をお話しされたのか、伺ってみましょう!

進発会議の様子

 

 

 

Q:井波さんも支店の会議にご出席されたと伺いました。
進発会議は、住友生命の各支社でも行っていますが…今回の会議で、井波さんはどういったことをお話しされたのでしょうか?

井波さん

  • <井波さん>
    昨年2023年は、他社の銀行チャネルにおける不適切な販売が発覚し、生命保険そのものに対する消費者の信用が揺らいだことで、生命保険市場が史上初めてマイナスを記録した年でした。
    こうした背景から生命保険の将来に対して自信を失う営業職員も多かったため、支店長の依頼に基づきスピーチを行うことになりました。スピーチでは、住友生命の経験を踏まえ、「市場環境の変化はあっても、長期的に見て生命保険とそれを販売する営業職員の仕事は人々から必要とされ続ける」ことを営業職員に伝えました。その後、Q&Aセッションを行いました。

参加者からの感想

会議に参加した職員の方からは、以下のような感想をいただきました!

会議では、長い歴史をもつ日本の生命保険市場において、100年を超えてビジネスを続けてきた住友生命の経験を共有してもらいました。
時代が変わり、人々の価値観が大きく変わっても、商品・サービスが進化することによって、生命保険がいつの時代でも必要とされ続けることが理解できました。これからも自信を持って生命保険の仕事を続けていこうと思います!

担当職員の声

最後に、井波さんに会議にご出席された感想を伺いました!

  • <会議の出席を通して感じたこと>
    市場の発展段階、主力商品が異なるとは言え、生命保険という目に見えない商品を販売する住友生命とバオベトには多くの共通点があります。昨年は市場全体が大きく落ち込む中、バオベトは、本社・支店が一体となってお客さまの信頼回復に努め、他社と比較すれば業績は小さなマイナスに留まりました。支店イベントで直に営業職員・支店スタッフと交流することにより、営業職員が真摯に活動に取り組んでいることが分かり、このような優れた保険会社が当社のパートナーであることに誇りを感じました。

     

    <今後のバオベトとの関わりについて>
    市場が大きく揺らいだことに加え、2022年に保険業法が大幅に改正され、2023年には関連する政令・通達が順次整備されました。バオベトのみならず、この国の生命保険市場自体が大きな変革の時期にあります。こうした中、バオベトのこれからの経営・お客さまサービスに、住友生命の経験を必ず活かすことができると信じています。そうした協力関係に微力ながら貢献できればと思います!

井波さん、ありがとうございました!
連日、海外パートナーのみなさん(シングライフとシメトラ、BNIライフ、バオベトHD)をご紹介してきましたが、それぞれの国で情勢や特徴は異っていても、生命保険やそれらを販売する私たちの仕事は「お客さまにとってなくてはならない」ことであり、国を超えて共通することなのだと、社内報担当は感じたのでした😌

来年度も、海外パートナーのみなさんとの交流を掲載していきますので、ぜひご覧ください!

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