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仮想職業体験プロジェクト(KSP)~将来世代のための課題解決型キャリア教育~

本日は、学生向けのキャリア教育についてご紹介します!

社内報では2月末、「大学生が考えるVitalityスマート」の記事で大学生たちが課題解決型授業に取り組む様子をご紹介しました!
当社職員でもなければ、保険もVitalityも初めて触れる学生さんたちが考えるアイデアに
どこかワクワクしましたし、将来世代と向き合うことの大切さを改めて学んだ気がしますね😊

そんな当社が手掛けるキャリア教育のプロジェクトは、同時期、同じ大阪の中学校でも開催されていました!
今回は、大阪市立天王寺中学校で実施された、仮想職業体験プロジェクト(KSP)についてご紹介します!🫡

仮想職業体験プロジェクト(KSP)とは・・・
 
2024年度から展開している「キャリア教育※1」 のプログラム。新規ビジネス企画部と法人マーケット推進室が中心となって展開しています。
このプロジェクトでは、他民間企業5社と協力し、大阪市立天王寺中学校の生徒にリアルな職業体験を提供。
生徒たちは、(あくまで仮想で)企業に入社して、社会で働く人々と同じ目線に立ち、実際の社会課題に直面しながら解決策を探る力を身につけることを目指します。
この課題解決型学習を通じて、社会で必要とされる探究する力や主体性を養います。

※1 一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育のことを指す。

■プロジェクトの様子

当プロジェクトでは、学生が「社会で働く人と同じ目線に立つことで、答えが決まっていない課題に直面した際、どのように課題を解決していくかを考え、探究する力を身につける」ことが目的です。

プロジェクトの内容としては、各企業が学生と一緒になって、それぞれの課題に対する解決策、アイデアを磨き上げていく、というものです。
この3月に最終発表があったのですが、半年間という長いプロジェクトの軌跡や、最終発表時にどんな結果になったのかについて、ご紹介します!

 

〇入社式(9月)

9月13日(金)、大阪市立天王寺中学校でのKSPがスタート!
社会で働く人と同じ目線に立つという意味も込めて、「入社式」としました。
生徒さんたちの表情からは期待感と緊張感が伝わり、いよいよ始まるんだと事務局側もワクワク🤭

 

各企業から、簡単な企業説明と、課題について説明されました。
当社が掲げた課題は、「大阪市民がもっと健康になるアイデアを考えよう」です。
どんな課題解決策、テーマになるのでしょうか…!🤩

 

〇課題解決を考える、探究する(10月~11月)
企業が抱える課題について、解決策を考えるフェーズから入りました。
「この課題、実は世間でも大きな問題かも?」と、徐々に社会全体を見渡す視点が芽生えたり、
「このアイデア、実現するには何が必要?」と熱い議論が交わされたりと、話し合いが繰り広げられました。
生徒だけでなく、各企業の担当者と学校の先生も初の試みで、どう生徒に伴走していったらいいのか、議論を重ねながら生徒に寄り添っておられました。

(皆さん「ハードルが高い」と頭を抱えてしまう時もありましたが、悩みながらも一歩ずつ、進めようとされていました!)

 

〇フィールドワーク(12月)
実際に各企業を訪問し、より学びを深めるフィールドワークが行われました。
企業の皆さんからの説明やアドバイスで、生徒さんたちの解決策、仮説がブラッシュアップされます。

 

〇「プレゼンのコツについて」講義、資料準備(12月中旬~1月) 
資料の見せ方、プレゼンの伝え方、その他ポイントについて、当社より説明。
生徒たちは自身のアイデアを発表するために、「どう伝えれば、相手に響くか。」。一生懸命に準備を重ねていました。

 

〇プレゼン大会( 3/3(月)) 
ついにプレゼン大会の日!
生徒さんたちは緊張しながらも、自分たちのアイデアを堂々と発表されていました。
「これが僕たちのアイデアです!」と自信を持って発表しているその瞬間、その表情、学生たちの半年間の成長が伝わってきます!

プレゼン大会では企業ごとに最優秀チームを選考しました。

 

ここからは、当社の課題についてどんな解決策があったのか、感想も含めて担当者にコメントいただきました!

■担当者にインタビュー!~生徒さんのアイデアとは?~

Q:最優秀賞を受賞したアイデアは、どのような内容だったのでしょうか?

  • <佐久間さん(法人マーケット推進室)>

    当社のテーマに取組んでいただいた生徒さんたちの中で最優秀賞を受賞したアイデアは、Vitalityを継続する度にキャラクターが増えていき、最終的にVitality加入者たちとキャラクターを対戦させることができるというアイデアでした。Vitality継続してもらうための仕組みを考えられていたり、それぞれのキャラクター設定がとても独特で印象的でした。キャラクターは9種類のキャラクターで通称名はZOKI’S(ゾーキーズ)という名前だったのですが、かわいいキャラクターそれぞれが人間の臓器を模したキャラクターだったんです。私は、健康=歩いたり、体を動かすことをイメージするのですが、生徒さんは臓器にフォーカスして「健康になるには、まずは臓器を知ること。そしてその臓器がそれぞれのメッセージを伝えることで自分事化し、健康につなげることができる」という斬新な視点でした。また、自分たちが考えている案について学年全体にアンケート収集をされていて「“臓器”というとネガティブな印象があったため、かわいいキャラクターにすればいいのではないか?」という発想から今回のかわいいキャラクターが生まれたと聞き、ネガティブな要素をポジティブな視点で考え、カタチにされた点も素晴らしかったです。

               (住友生命やVitalityのキャラクターも作ってくれました)

 

Q:他のチームについてはいかがでしたでしょうか?

  • <佐久間さん>

    今回生徒さんに取組んでいただいたテーマが「大阪市民がもっと健康になるアイデアを考えよう」ということで、天王寺中学校の近くにある「阿倍野ハルカスの階段を登って健康になろう」と企画したチームや、フィールドワークで訪問した梅田の「Vitalityプラザで多くの人に健康体験をしてもらう」という企画を考えたチームもあり、それぞれの班が独自の視点で「大阪×健康」を意識して企画いただいたのが印象的でした。

続いて、天王寺中学校の生徒さんからもコメントをいただいたのでご紹介します!

 

■天王寺中学校の生徒さんからのコメント

今年のこの活動は、天王寺中学校で初めて行われた取り組みでしたが、自分の将来を考えるうえで大変いい機会になったと思います。また、スライドを取り入れたプレゼンテーション力も上がり、これからのデジタル社会に適応する機会にもなりました。来年からもこの取り組みを継続していってほしいですし、この取り組みを自分の将来の道を探す機会になる人が増えてほしいと思います。

 

このKSPを通して、もっとプレゼンテーションをしたいと思うようにもなったし、住友生命vitalityに加入したいと思った。すごく楽しめたのでKSPがこれで終わってしまうのかと思うと悲しいです。これからもプレゼンや発表はすると思うので、ここで学んだことを生かしていきたいと思います。

なお学生のみなさんからいただいた実施後アンケートはこのような結果になりました!

満足度 90%
後輩への推奨度 92%
入社した企業への理解度 入社前 26% ⇒ 入社後 98%
企業への印象(良い印象) 入社前 63% ⇒ 入社後 97%
入社した企業(業界)に、将来の職業選択として関心が持てた 85% ※住友生命単独では95%!
プログラムを通じて成長実感 88%
主体性が上がった 81%
コミュニケーション力が上がった 75%
プレゼンテーション力が上がった 85%
答えのない課題に今後向き合う時に自ら解決しようと思うようになった 83%

入社した企業への理解度(=住友生命への理解度)が26%から98%へと変化!
住友生命を学生たちに知ってもらえたこと、また将来の職業選択として関心を持ってくれたこと、嬉しいですね!

 

 

最後に、担当者のお二人から当取組みを終えての感想をいただきました!

■担当者から~今回の取組みを終えて~

  • <山口さん(営業総括部)>

    若いうちから多くの社会人と触れ合う機会は、将来の選択肢を広げてくれると信じてこのプログラムを企画しました。子供たちのためにできる協力を惜しまないと考える大人や企業は多く、これから全国でこのような取り組みが広がれば、きっと今まで以上に将来世代のウェルビーイングに貢献できると思います。
    引き続き、より良いサービス開発に努めていきます!

  • <佐久間さん>

    生徒さんにとっては「保険」や「健康」はあまり身近ではないと思うので、取組むハードルが若干高かったかもしれませんが、でも、だからこそ深い思考でワークしていただけたとも思っていますし、不確実性の高い時代と言われているからこそ、当社がこのプログラムを実施していく重要性を改めて感じています。
    また、生徒さんから「自分たちもVitalityをやりたい」と声をいただくことが多いので、将来的にVitalityを利用する人が増えるきっかけの1つになると嬉しいなと思っています。
    引き続き、将来世代へのウェルビーイングに貢献できるよう取組んでいきます!

<お知らせ>

本キャリア教育プロジェクト(KSP)は「学校へ行こう!プロジェクト」の延長にあるサービスとして本社で試験展開を行っているものです。2025年度の取組みについては、ぜひ業務運営計画詳細通知(2/7発信)をご確認ください。
(08.「学校へ行こう!プロジェクト」に関し詳細通知の件)

 

 

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