スミセイと人
障がい者が活躍できる社会の実現へ ~NPO法人TomoWork(シンガポール)の取組紹介~
皆さん、TomoWork(トモワーク)をご存じですか?当社がシンガポールで設立した障がい者就労支援を目的に活動するNPO法人です。
私たちの働き方は、LINEWORKSやZoomなどのデジタル技術によってリモートワーク、オンラインミーティングが加速度的に浸透・定着するなど様変わりしました。TomoWorkは2019年から、デジタル先進国のシンガポールにて、今後ますます需要が増えていくデジタル技能のトレーニングを障がい者へ提供し、希望する仕事への就労支援に取り組んでいます。
2名の当社職員がシンガポールで始めたプロジェクトは、その後、シンガポール政府やGoogle、Meta、Microsoftなどのグローバル企業から高い評価を受け、事業として取り組むべく2021年10月に現地でNPO法人を設立しました。現地メディアにも多数取り上げられ、パートナー企業を増やしながら障がい者就労支援事業を展開しています。
現在は、当社からの出向者3名に加えて、現地の理事(一般企業の取締役に相当)や従業員の総勢8名で、特別支援教育の必要なシンガポールの高等教育機関の在校生および卒業生を中心に就労機会の提供に取り組んでいます。
直近では、19名の特別支援教育を要する高等教育機関卒業者および卒業予定の学生向けに12週間の就労支援プログラムを開催し、6月1日にプログラム成果を披露するイベントを開催しました。イベントには就労支援プログラムへの教材提供やスタッフ派遣を行うTomoWorkのパートナー企業を中心に総勢100名が参加し、当社からも汐満執行役常務に来賓としてご参加いただきました。プログラムを紹介するダイジェストビデオはこちら※をご覧ください。
TomoWorkが注目される背景には、女性活躍推進のみならず、多くの企業が、障がい者を含めた多様な人材を採用したいと強く考えるようになったことが挙げられます。多様な価値観を持つお客さまに対して最適のサービスを提供し、企業価値を高めていくためには、多様な価値観や技能を持つ人材を獲得することが重要であると考えているためです。
日本とシンガポールにおける障がい者就労を取り巻く環境は異なる部分もありますが、TomoWorkのノウハウを踏まえた日本におけるサービス展開も検討していきたいと考えています。より詳しいTomoWork活動内容はナレッジスミセイ※でも紹介していますのでご覧ください。
※あいキューブ端末からのみ視聴可能、SumiseiLiefからは閲覧いただけません。
