スミセイと人
いいね!スミセイ! 第5回(認知症バリアフリー編)
世の中から「いいね!」と言われる取組を紹介する「いいね!スミセイ」。
今回は「認知症」について取り上げます。人生100年時代を迎え、認知症の方との共生社会の実現は大きな社会課題になっています。
では社会課題の解決のため、当社はどのように地域に根付いた取組をしているのでしょうか。
今回は人生100年サポート協議会事務局(以下100サポ)の認知症に対するお取組についてご紹介します。
100サポ内で唯一、支社に勤務されている渡利部長からお話を伺いました!
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100サポの具体的な取組内容について、詳しく知らず・・・(あすのえがおについては以前社内報で知ったのですが、)京都支社では普段どのような業務をされておられるのでしょうか?
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京都市内の地域包括支援センター(61箇所)と連携しながら、依頼された団体に講演やイベントを行っています。「顔が見える支援」として講演に参加してくださった方にエンディングノートをお渡ししたり、参加者の希望に基づいたイベントを企画したりします!
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「エンディングノート」とは、遺言書のようなもの、ですか?
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エンディングノートとは、自分の死に対する希望や家族に伝えたい想いを書き留めた記録帳のことです。遺言書のように法的な効力はなくて、形式や内容も自由です。
講演でもエンディングノートを紹介して、「人生100年時代、認知症発症に備えて、自分の思いや希望を伝えてみましょう!」と、エンディングノートの必要性を伝えています。
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なるほど、地域のみなさんに講演されている渡利部長は、認知症に対しどのようにお考えでしょうか?
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認知症への対応は人生100年時代での大きな課題の一つだと考えています。
80代前半の認知症有病率は2割程度ですが、95歳以上の有病率はなんと約8割に達すると言われているんです。しかし現時点では残念ながら決定的な治療法や予防法はありません・・・。
人生100年時代において、「認知症になっても安心して暮らしていける社会」をいち早く実現していく必要性を感じています。
そんな認知症バリアフリーの社会実現に向け、当社が行っている取組例をご紹介します。
取組例をご紹介(京都支社)
アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的として制定。
(社長HPでもご紹介あり。)
<オレンジキャンぺーンとは?>
認知症の当事者やその家族が抱える思いや認知症に関する先進的な地域の取組を紹介し、認知症に対する理解を深め、支え合うためのさまざまな情報を発信する取組。
~参加者の声~
・地域包括支援センターのご担当者より
「認知症のこと、人生100年時代のこと、分かりやすく教えてくれてありがとうございました。
高齢者や地区の役員さんも自分ごととして、真剣に聴かれていました。」
・ボウリングの参加者より
「普段なかなか行く機会のないボウリングという場に連れ出してくれたおかげで、
同じ認知症患者や同伴者との楽しい時間になりました!」
こちらの地域包括センターでは、他の地域に向けて当セミナーの紹介をしてくださったり、自治会の方の目に留まったとのことで終活セミナーを追加実施することになったりと、広がりを見せています。
これからの活動について
