スミセイと人
ウェルビーイングびと ~ 動きだそう!輝く自分へ ~ Vol.23
社内報担当です!
ウェルビーイングな職員=“ウェルビーイングびと”についてご紹介する連載企画の第23回目。
今回は、それぞれの生き方で輝く、親子のファミリーヒストリーをお届けします!
ご紹介するのは金融市場開発室の吉田和史さんで、ご子息の葵さんは映画やドラマのメインキャストに抜擢されるような、今を輝く注目の俳優。
和史さんはそんな葵さんから学び続けることがたくさんあるようです。
葵さんの活躍から学ぶこと
Q:葵さんが現在アカデミー賞にノミネートされている映画「PERFECT DAYS」に出演されているとお聞きしました。どのような息子さんなんでしょうか?
葵は、小さい時からダンス、殺陣、歌などに興味があり、とにかく人前に出て表現するのが大好きな子でした。ある時、通っていたダンスのレッスン場でたまたま芸能事務所経由で出演の応募があり、オーディションに受かったことがきっかけで俳優の道を進むことになりました。
なかなかダウン症の子の募集はないのですが、葵が「見ている人にハッピーを届けたい!」という自分の強い意志を持って楽しみながら稽古をしているうちに、だんだん活躍の場が広がってきました。
好きなことに対する情熱は本当にすごい、親が教えるものではないですね。とにかくわたしは見守るのみです(笑)
~吉田葵さん~
現在高校2年生。特技はモダンバレエ・音読・誰とでも仲良くなること。
・2023年NHK「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」に出演、主人公河合優実の弟役として抜擢。
・現在上映中の役所広司主演映画「PERFECT DAYS」ではダウン症の少年「でらちゃん」役を演じています。なお当映画は2024年第96回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされました。
・活躍の場を広げる様子は先日発売の光文社「女性自身」2月6日号で取り上げられました。
・2/20(木)日本テレビ「news every.」のカルチャーコーナー、『カラフルウィーク(多様性=カラフル)』にも登場予定です。
Q:今まで葵さんと接する中で、思い出深く記憶に残っているエピソードはありますか?
NHKの取材で、葵は記者から「自身がダウン症だと知った時、どう思いましたか?」というインタビューを受けました。その問いに対し、葵は「自分はそれ(ダウン症)を選んで生まれてきました。自分で分かっていました!」と明るく言ったんです。葵曰く、「ダウン症として生まれてきたからこそ、ダウン症である自分を見て、みんなにハッピーになって欲しいんです。」と。あの時は記者の方も驚いていました。
葵が小学5年生の時に、家内はダウン症という特徴があることを彼に伝えたのですが、そんな風に思っていたなんてわたしも驚きでしたね。ダウン症である自分を受け入れてくれる家族だと思って、選んで生まれてきたんだという言葉を聞いて感動してしまいました。
Q:活躍されている葵さんを見て、ご自身が影響されたことはありますか?
葵からは「常にチャレンジしていくことの大切さ」をいつも学んでいます。今まで、ダウン症の人が単発のドラマには出演することはあったようですが、連続のドラマでキャストに起用されるのは葵が日本で初めてみたいです。息子が本当に輝いて見えますね。
葵さんの想い「ハッピーを届けたい!」
活躍の場を広げられている葵さん、これからどのような挑戦をされていくのでしょうか。
葵さんに聞いてみました!
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これから挑戦していきたいことはありますか?
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俳優のプロになって、他の映画にも出たいです。歴史が大好きなので大河ドラマにも出たいです。夢は全米デビューです!見てくれる人にハッピーとよろこびを届けたいです。
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ご家族へのメッセージがあれば、ぜひお願いします!
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家族が大好きだし、絆とか一本のつながりを大きくさせて、もっともっと幸せな家族になりたいです。
和史さん「わたしもハッピーを届けたいんです。」
Q:ここからはお父さんのことを聞かせてください。今の部門ではどのようなことをされていますか?
金融市場開発室で、りそな銀行やみずほ銀行といった、全国に支店を持つ銀行に、当社の商品の販売促進を行っています。本部と深耕を図りながら、全国のホールセラーの方と協力して「住友生命のファンをつくって販売してもらう」営業をしています。
Q:代理店でのお仕事は吉田さんにとってどのようなものですか?
代理店での業務は今年で23年目ですが、『お客さま(=代理店)のお役に立つ』というスタンスに変わりはありません。今まで全国各地でさまざまな銀行を担当してきました。銀行ごとに特徴が違うので、どこに行ってもゼロから懇親を深めていく必要がある仕事です。なので常に新しいチャレンジが多いですね。
代理店営業では「何もしなくても商品が売れる」ということはまずないです。一人でも多くのファンを増やすために、支店での研修、勉強会、個別のフォローやレクを行う。納得してもらうまで、「とことん、地道に」がモットーです。これからは今までの経験から得られたものを、新しいホールセラーの方に少しでもお伝えしていくことができればと思っています。
Q:今後ご自身が目指されている姿はありますか?
葵が「見ている人にハッピーを届けたい」という気持ちで生きているように、わたしも銀行で多くの方にお会いする機会が多いので、「会うたびにハッピーになってもらえる」ように、販売話法をお伝えしていきたいと思っています。息子と働き方は違えど、考え方は同じなんですね。
Q:最後に、吉田さんにとってのウェルビーイングについて教えてください!
「人生を存分に楽しむ!」ですかね。葵を見ていて思いますが、本当に人生は面白いし、何が起こるか分からないです。葵は、紅白や大河ドラマにも出たいといつも言っていますが、出演したNHKドラマで関わった方からも「夢がかなう時が来るよ!」という言葉をもらいました。エンターテインメントの世界でも「障がいのある役はその当事者が演じる」という大きな変化が起き始めている気がしています。これからも葵が俳優として輝く姿を見守るのはもちろんですが、わたしもこの人生を精一杯、楽しみたいです!
吉田さん、葵さん、ありがとうございました。
葵さんは「ダウン症であるからこそ、そんな僕が輝く姿を見て、ハッピーになって欲しい」という一心で、自分の好きなことに素直に向き合い続けてきました。そんな葵さんの夢中になる姿を見守り続ける中で、和史さんには「今を存分に、全力で生きる」という姿勢が息づいたのだと思います。
もしわたしたちも何かで行き詰まった時は、わたしたちの仕事は「目の前の人をハッピーにできる(ウェルビーイングにできる)」ということを思い出して、一歩でも前に進めたら良いなと思いました。
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