スミセイと人
「戦略タスクフォースリーダー養成プログラム」において、優秀賞を受賞!(新規ビジネス企画部・東京大学 東條千裕副長)
◆戦略タスクフォースリーダー養成プログラムとは?
私は、昨年の10月から東京大学未来ビジョン研究センターに出向し、ウェルビーイングやスタートアップに関する調査研究を行っています。
本プログラムは半年間の社会人向けプログラムで、「ニューノーマル経営環境変化を見据えた戦略策定」をテーマに開催され、さまざまな業種で新規事業企画や戦略企画、知財管理などを担当する方が参加していました。
毎週の講義で、DX、スタートアップとの連携、SDGsや知財といったトピックに関し、アカデミアや企業の方からお話しを伺いました。2月の最終発表会では、講義で学んだ内容を生かし、各参加者(企業)が抱える社会課題を解決するビジネスモデルを提案しました。
◆どのようなビジネスモデルを提案したのですか?
在宅勤務による、コミュニケーション・チームビルディングの問題を解決するビジネスモデルを提案しました。前任地(事務サービス部門)にいた頃にパンデミックで在宅勤務がスタートし、在宅勤務をするチームメンバーとの関わり方についてずっと試行錯誤をしてきたこともあり、このテーマを選びました。
「オフィスでの勤務」と「在宅勤務」のどのような違いがコミュニケーション・チームビルディングの問題を生んでいるのかを分析し、その溝を埋められる仕組みを考えました。
例えば、オフィスにいれば「同僚に声をかけていいか?」を判断しやすいですが、在宅勤務中は相手の様子が見えず、連絡が取りづらいことがあります。そうした課題への解決策です。
講師の方々から「“会社が何に取り組みたいか”でなく、ユーザーの立場に立ち、課題をしっかり分析したうえでモデルを提案した点が良い」といった評価をいただき、優秀賞をいただきました。
(受賞作品)
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/iam_stfl/past_programs/2021_results/
◆ビジネスモデル構築から何を学びましたか?
講義や部のメンバーのサポートを受けて、ビジネスモデルを考える際には「顧客中心」の発想や、法令・規制や世の中の動きなど情報をウォッチし続けることが重要であること、既存事業にない価値をどのように出すかを考えるプロセスなどを学び、貴重な経験ができました。また、他業界の方々が抱える課題を知れたことも良かったです。今後、東京大学でさまざまな社会課題やウェルビーイングに関連する研究をするためのベースとなる経験ができたと思います。
今回、初めてビジネスモデルを考えましたが、在宅勤務の問題について世の中の動きを調べることに加え、友人知人にサーベイを行い顧客目線での意見を聞いたり、社内で詳しい方へのヒアリングを行ったりしながら、1つの課題に向き合い続けてきました。これまでの業務ではできなかった経験ばかりで、多くの学びがありました。
社内でも、2022年度「スミセイInnovation Challenge」の参加者を募集しています!(最終締切:5/9(月))全社から新規事業のアイデアを募り、新しい価値創造にチャレンジする本気の取組みです。積極的なご応募をお待ちしています!
詳しくは下記URLを参照ください。
https://sumisei.sharepoint.com/sites/Zensyatuchi/Lists/SlcList4000000/DispForm.aspx?ID=36
2020年度・2021年度イノチャレ最終通過者のインタビューはこちら
