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『特別勘定運用部』の人財共育・行動規範の取組み紹介

特別勘定運用部では、今年度の行動規範のテーマである『「心理的安全性」を確保し、「対話」と「行動」を実践できる組織・チームづくり』に基づき、メンバー全員で【対話】と【行動】を実践し、組織目標の達成と1人ひとりのウェルビーイングとの両立を目指しております。

【対話】

【対話】においては、毎朝のグループ単位での「おはようチャット」の立上げからスタートして、日中の雑談の推奨、定期的な1on1ミーティング(部室長、G長のほか、逆指名1on1も設定)、層別座談会など、縦・横・斜めのコミュニケーション作りを実践していっております。

 

〇1on1ミーティングでは、心理的安全性の確保を意識した上で、部下職員の「不」(不満・不安・不足・不便・不快・不都合など)を受け止めることに努めています。「不」は決してネガティブな意見ではなく「所属長が解決すべき課題」との認識のもと改善につなげていっております。

不動産部の取組みを参考に「逆指名1on1ミーティング」も取り入れ、普段業務上の接点の少ないグループや室を超えたメンバーを指名し「ウェルビーイングな所属とは?」「離れて働く環境下での円滑な業務遂行に必要なことは?」などのテーマについて意見交換する運営を実施しております。

また部のメンバー1人ひとりが思い描く自身のウェルビーイングを相互に理解・尊重することを目的に『ウェルビーイング寄書き』を作成し部内全員で共有しております。

ウェルビーイング寄書き

〇離れて働くことが当たり前となった中、Teams上に部全員参加の「雑談チャンネル」を常設し、業務に関係あること(「IT等相談」、「マーケットに関するつぶやき」スレッドなど)から、業務とは無関係なこと(「スポーツ・芸能ニュース」、「TVドラマ、映画、本、マンガ大好き!」スレッドなど)まで、積極的な投稿・リアクションを奨励しております。
また出社メンバーで声をかけあって一緒にランチするなど、対面・オンラインにかかわらずメンバー相互の雑談機会の設定に努めております。全社の『スミセイSDGsウィーク』と連動した「SDGsへの取組みアピール」スレッドにはメンバーそれぞれの意外な取組みが多数投稿され、そのリアクション等で大盛況となりました。

 

〇その他の取組みとして、部内のコミュニケーション活性化のため「部活動・サークル活動」を推奨し、業務外での交流の機会を増やしていっております。最初に「特別勘定運用部ボーリング部」が結成され、その後、「ゴルフ部」「ワンダーフォーゲル部」などの結成の動きも出てきております。

資金管理グループ

株式運用グループ

【行動】

【行動】においては、2020年初のコロナ禍以降、メンバーの意見を取り入れながら部長・室長・担当室長の

4人で試行錯誤しながらも順次取組みを拡大していっております。

 

〇まず働き方においては、メンバー1人ひとりが「パフォーマンスの最大化」と「ワーク・ライフ・バランス向上」の両立の視点で自ら「働く場所・働く時間」を考え、グループ長およびグループメンバーの承認のもと実践しています。グループ長はメンバーの勤怠管理に加えて、業務量の調整や成長に向けた新たな業務付与などのマネジメントを実践しています。この運営の前提としてメンバー1人ひとりには「高い生産性の発揮」「業務遂行状況・スケジュールの見える化」を求めており、部室長も含めて全員が毎日業務終了後に『業務日報』をメール送信し「今日の頑張り」を自己アピールするとともに、明日の予定や連絡事項等を報告し合い「見える化」に取り組んでいます。

 

〇今年度は、組織全体の「生産性向上」を目指し、部内を4つのグループに分けて「WPIグループ対抗戦」を開催中です。グループ長のマネジメントのもと毎月の「カエル会議」において「生産性向上」の視点でディスカッションを行い、既存業務効率化および新たな付加価値を生む業務への取組みを推進し、その結果をグループ対抗で競い合っています。今年度だけで4グループ合計で約150項目の業務効率化が図られる見通しです。

 

〇また、新たに「特別勘定運用部10%ルール」を試行しております。

「特別勘定運用部10%ルール」とは、「グーグル20%ルール」※にヒントを得たもので、部室長・グループ長の承認のもと「お客さま・社会・共に働く仲間」の課題解決に取組む時間を確保する運営です。具体的な取組み目標を事前に部室長・グループ長とすり合わせ、活動時間を予定表などで予め確保するようにしています。これまでも「部内向けプログラミング勉強会(業務の高度化、効率化にVBA、Pythonなどのプログラミングを活用)」などの自発的な取組みは行っていましたが、この運営では、「運用部門全体のレベルアップにつながる新たな運用手法の研究」「関連部署における業務効率化のサポート」など、特別勘定運用部内の課題に限定せず、また短期的な成果にはつながりにくいが重要な課題解決に業務時間内で取り組めるようにしました。1人ひとりの能力向上や既存課題の解決のみならず、新たな付加価値の創出に繋がることを期待しております。

※業務時間のうち20%の時間を「普段の担当外の業務やプロジェクト」に充てるというもの。

 

〇そのような各メンバーの能力向上を客観的に確認することを目的に、2020年から特別勘定運用部として必要な知識・スキルに関する「到達レベルチェックシート」でセルフチェックを実施しておりましたが、今年度は全社の総合キャリア職を対象にした「コンピテンシー運営」を部メンバー全員(部室長、BC職、OP職も対象)に広げて360度評価を実施(MicrosoftFormsを活用)しました。通常の考課者以外の先輩・同僚・後輩からの客観的な意見を踏まえて自身のコンピテンシーを考える良い機会となっております。

 

〇メンバー全員やグループ長層などに定期的にアンケートを実施し、部の運営自体についても常に改良に努めております。

債券運用グループ

ディスクロ・リスク管理グループ

 

 

★特別勘定運用部 泉部長より

特別勘定運用部にはもとより責任感と貢献心の高い職員が多く集まっており、コロナ禍での新しい働き方への適応力も高く、高い生産性および円滑なコミュニケーションの維持に努めてくれています。また特別勘定運用部の特徴として職種による対応の差を設けずに部のメンバー全員で取り組む風土があります。

部室長・担当室長の役割は「メンバー1人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮することができ、1人ひとりが思い描くウェルビーイングが満たされ、特別勘定運用部のメンバーで良かったと感じることのできる環境整備」との認識のもと、日々力を合わせて取り組んでおります。

 

部長・室長・担当室長

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