VOICE
視覚障がい者の皆さまとのコミュニケーションから
~きんきビジョンサポート(KVS)様との「双方向コミュニケーション」~

お客さま本位推進部では、消費者支援機構関西(※)様主催「事業者と消費者の双方向コミュニケーション研究会」
に参加して、さまざまな消費者のグループの皆さまとのコミュニケーションを実施しています。
昨年10月には、大学生のグループとのコミュニケーションを行い、その模様は「“スミセイ”×大学生~将来世代とのコミュニケーション~」でリポートしました。
(※)当社の社外取締役(片山登志子氏)が代表理事を務めるNPO団体

 

この研究会を通じ、当社では、視覚障がい者を支援する団体である「きんきビジョンサポート(KVS)」様に所属する障がい当事者の皆さまとも、2013年度からコミュニケーションを行っています。コミュニケーションから得られるさまざまな気づきを活かして、「安心だより」封筒への「音声コード(Uni-Voice)」の掲載や、「高齢者応対マニュアル・障がい者応対マニュアル」のレベルアップなどにつなげてきました。

 

昨年度も1月24日(水)に大阪で開催。KVS代表の竹田様から、「視覚障害者も消費者の一人であるために~私たちのくらしの工夫~」と題した話題提供のプレゼンテーションをいただき、日頃の生活での「目印を付ける工夫」や、スマホアプリの活用などを教えていただきました。KVSの他の参加者からも、ご自身の工夫の紹介や、積極的な質疑応答などがあり、活発なコミュニケーションになりました。(会場とZoomのハイブリッド開催)

 

【会場の様子と竹田様作成のプレゼンテーション・スライドの例】

当社では、視覚障がい者の皆さまに配慮した「ユニバーサルデザインカレンダー」を作成しており、竹田様のご勤務先である、日本ライトハウス情報文化センター様にも、毎年寄贈しています。竹田様は、会員の障がい当事者の皆さまへの配布手続を担当されており、いつも「大変な人気」とのことで、プレゼンテーションでもご紹介がありました。

 

参加者からも 「本当にシンプルで、とてもスッキリしていて、見やすいなぁと気に入っています」などの感想がありました。当日は、営業総括部 営業支援室の牛窪室長代理、杉山サブリーダーにもZoomでご参加いただいていたため、当社のカレンダー作成担当者としてご紹介のところ、参加者の皆さまから、大きな歓声が上がりました。

杉山サブリーダーから、作成の経緯や、角を丸くするなどの毎年の小さな工夫のエピソードをお伝えすると、「確かにそうですね」「色々考えて工夫してくれているのですね」などのコメントがあり、さらに盛り上がりました。
尚、ユニバーサルデザインカレンダーは、お客さま本位推進部でも、国民生活センターや消費者関連団体等にお届けしており、毎年、ご好評をいただいています。

営業総括部 営業支援室 牛窪室長代理、杉山サブリーダーのコメント

長年カレンダーの企画制作に携わってきましたが、実際に使用されているお客さまの「生の声」をお聞きしたのは初めての経験でしたので、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。
今回参加頂いた方が、当社ユニバーサルデザインカレンダーを小学校に配布下さり、生徒さんから「住友生命って良い会社だね!」との声があったとのお話をお聴きし、業務へのモチベーションも格段に上がった次第です。引き続き、皆さまに喜んで頂けるカレンダーを提供していきたいと思います。【牛窪室長代理】

 

当日はたくさんの感謝のお声をいただき、嬉しく思いました。20年ほど前に生まれたこのユニバーサルデザインカレンダーが、現在も変わらずみなさまのお役に立っていることを実感でき、今後も長く愛用されるよう努めたいと思いました。【杉山サブリーダー】

 

 

当日プレゼンテーションをいただいた、KVS代表の竹田様からもコメントをいただきました。

KVS代表 竹田様からのコメント

  • ユニバーサルデザインカレンダーは、職場である日本ライトハウスでも、毎年取り置きの予約をしないといけないほどの人気で、今回、担当者様に直接、ファンの声を届けることができてうれしく思います。
    また、「住友生命いずみホール夢コンサート」も、クラッシックに親しめるステキな機会で、視覚障害のお友達と出かけて、ドキドキワクワクの時間を楽しんでいます。
    消費者にとっての親しみやすさでは、少し温度が低めの保険ですが、「双方向コミュニケーション」では、企業の方が自分たちの声に気づきをもってくださることに、「将来はもっとよくなる」明るさを感じていると思います。意見するほどではないけれど、普段着の私たちからこぼれる声が、これまでも社内のマニュアルなどに活かされていることは驚きでもあり、感謝です。
    今後とも、私たちの「もやもや」や「いいね」を見つけていただけますよう、よろしくお願いいたします!

竹田様のプレゼンテーションから、さまざまな気づきをいただき、多くのことを学ばせていただきました。
その内容をより多くの皆さまにお知らせできる機会を作りたいと思います。竹田様、ありがとうございました!

 

 

☆今回のセミナー運営を進めた、お客さま本位推進部 消費者関連推進グループでは、定期的に大学生や子育て層、視覚障がいのある方とのコミュニケーションを実施しています☆

 

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